AI研修の選び方

全社員研修は本当に必要か。推進担当2名の育成から始めた方が成果が出る理由

AI研修の相談で最も多いのが「全社員向けの研修を検討している」というものである。しかし、最初の一手として全社員研修が最適なケースは、実は多くない。

研修で説明を受ける社員
※イメージ写真です

全社員研修が有効なのは、社内ルールがすでに整備され、有料のAIツールが導入済みで、受講後に使う場面が全社員にある場合である。この3つが揃っていない状態で実施すると、受講直後の利用率は上がるが、3か月で元に戻る。

一方、推進担当2名の育成は、費用が全社員研修の1割以下で済み、業務の棚卸し、ルール整備、効果測定までを担える人材が残る。全社展開は、この2名が社内の実例を作ってからのほうが速い。

「2名では全社に広がらないのでは」という懸念はもっともだが、実際には逆になることが多い。全社員研修は「受けた」で終わりやすく、推進担当は「使わせる」ところまで責任を持つためである。

推進担当に向くのは、AIに詳しい人ではなく、自部署の業務を細かく把握している人である。技術は研修で補えるが、業務知識は外からは補えない。

もちろん、全社員研修が不要という意味ではない。順番の問題である。多くの会社で、レベル1の一斉研修より先に、レベル6の推進担当育成を置いたほうが、結果として全社の底上げが早く進む。

AI推進担当者育成プログラム

実施形式:オンライン(隔週)/対面との併用可
期間:全4回(24時間)
料金:1名 320,000円/2名以上で 280,000円
対象者:AI推進担当者・情報システム部門
到達レベル:レベル6(全社展開とルール整備ができる)

※記事内の数値・事例は、掲載時点の実績にもとづく参考値です。

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